エアアジア(Airasia)の評判は最悪?
格安航空ということもあり、エアアジアのサービスは最小限になってます。
そのため、評価が落ちがちなのですが果たして格安というコストを加味してもなお、「最悪」なのか!?
10回以上の搭乗経験をもとに評価してみたいと思います。
私の搭乗履歴

はじめに私のエアアジア搭乗履歴について書いておきます。
- 日本 – マレーシア:2回以上
- マレーシア国内:2回以上
- マレーシア – タイ:1回
- マレーシア – ベトナム:2回以上
- マレーシア – カンボジア:1回
- マレーシア – シンガポール:2回以上
- マレーシア – モルディブ:1回
- マレーシア – オーストラリア:1回
こんな感じでしょうか。日本発着での利用はマレーシア行きしかないため、参考になるか分かりませんが、興味のある方は読み進めてみてください。
私のエアアジア(Airasia)の評価
結論から言えば、
です。
「悪くない」という表現だと曖昧であるため、もう少し噛み砕いて書きます。
エアアジアの利用はリピートするくらいには私の評価は悪くないです。
ただし、「事前知識」がある上でかつ、「事前対策」をした上での評価になります。事前知識と対策については後述します。
私が思うエアアジア(Airasia)の良し悪しとおすすめしたい人
私が思うエアアジアの良し悪しはこちらです。
うまく利用すれば、格安で海外に行けることができます。ただし、やはり安い分サービスはほとんどなしです。(サービスの詳細は後述してます。)また、日本発着であれば、日本語が話せる方がいたりもしますが、1人だったりもするので実際のやりとりは英語となることが多いです。
また、「遅延について」私の経験上では日本発着便では、大きく遅れることはありませんでした。マレーシア国内での便や東南アジア圏内での移動の便では数時間ほど遅れることがありました。
上記からエアアジアをおすすめしたい人を書くならばこちらです。
コストは圧倒的に安く済む場合が多いです。
大手の航空会社のサービスは十分すぎるほど備わっています。知られていない(ポストカードが貰える等)サービスも多くあります。そんなサービスをほとんど利用しないのであれば、エアアジアがおすすめです。エアアジアはびっくりするほど、サービスがないです。
夜便で寝るだけの方も同様です。寝ている間はサービスが不要となるのでエアアジアでも十分かもしれません。
エアアジアを利用するときの事前知識と事前対策とは
エアアジアについて知っておくべき事前知識とは
エアアジアについて知っておくべき事前知識として6点挙げておきます。
- サービスが最小限、座席も狭め
- 荷物制限が厳しい
- 座席は指定しない場合、同伴者とはバラバラになる可能性がある
- 各オプションについて
- オプションを追加しすぎると高額になる
- 遅延や欠航は付き物
サービスが最小限、座席も狭め
エアアジアは格安航空であり、基本料金には何も含まれていません。
エアアジアに搭乗する際に、日本の大手の航空会社(JAL/ANA)のようなイメージを持ってしまうと色々と不都合が生じます。
サービスが最小限だからこそエアアジアは格安であるということを知っておく必要があります。
エアアジアの基本料金に含まれないものはこちらです。
- 預け荷物
- ドリンク提供
- 食事提供
- ブランケット、枕
- アメニティ
- (映画等のエンタメサービス)
- (電源ポート・USBポート)
上記は、大手航空会社では当たり前のように付属しています(ただし、長時間の国際便に限る)。
これらが提供される前提で搭乗してしまうと「最悪」と感じてしまうかもしれません。
また、座席は課金しない限り(スタンダード席)は狭いです。
格安航空であるため大手よりはもちろん狭いのですが、格安航空会社の中でも比較的狭い方な気がします。
座席の広さを重視する方にとっては、気持ちのいい搭乗は期待できません。
荷物制限が厳しい
エアアジアの場合、機内手荷物に関して厳しい部分もあります。もちろん、ルールは守るべきです。
とはいえ、大手の航空会社ではチェックされなかった部分においてもチェックされることがあるので注意する必要があります。
知らずして、細かいチェックを受けて印象を悪くしている方もいるかも知れません。
機内手荷物に関して詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
座席は指定しない場合、同伴者とはバラバラになる可能性がある
座席指定なしの場合、同伴者とはバラバラになる可能性があります。
大手の航空会社に搭乗する場合、チェックイン時には無料で座席を選べたり、選ばなくても同伴者とは隣になるようにしてくれることが多いです。
そんな考えを常識としては、いけません。
10回以上搭乗した私の経験から言えば、隣になる確率は50%程度でした。
各オプションについて
エアアジアは、オプションで預け荷物や機内食のサービスをつけることができます。
オプションについては知っておくと良いこともあるので2点ほど書いておきます。
座席指定・預け荷物は予約時のオプション追加が一番格安
オプションによる追加料金の料金設定は下記のようなルールとなってます。
予約時の事前追加 <<< 予約後から搭乗前までの事前追加 <<< 当日機内での追加
預け荷物の詳細については別途記事にしてますので、こちらをご参照ください。
機内食は24時間前までに申し込む
機内食のホットミールは24時間前までに申し込む必要があります。
スナックやドリンクは当日の機内で注文することが可能です。
オプションを追加しすぎると高額になる
オプションを全て付けると思ったより高額になることもあります。
最終的に高額請求となり格安航空の恩恵を受けていない方もいるかもしれません。
遅延や欠航は付き物
遅延や欠航は付き物として考えておく必要があります。
「遅延」に関しては、マレーシアの国内便や東南アジア圏内での便で数回経験しました。
「欠航」に関しては、私は経験したことがありません。ただし、周りには経験している方もいます(東南アジア圏内便)。そのため、確率は低いですが、ゼロではないようです。
日本の国内便や日本発着の国際便では大きな遅延は少ない印象でしたが、マレーシア発着は比較的多いです。ただし、それは「エアアジア」に限った話ではありません。「エアアジア」の便の数が圧倒的に多いため、その印象を受けますが私は他の航空会社でも頻繁に遅延に巻き込まれています。
東南アジアへの旅行をする以上、遅延(欠航)は普通にあることは知っておく必要があります。

エアアジアについて知っておくべき事前対策とは
エアアジアについて事前知識も踏まえた上ですべき事前対策はこちらです。
- オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」
- 荷物の超過には気をつける
- 最小限のサービスを前提に準備する
- 余裕のあるプランニング
オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」
オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」追加しましょう。
当日に機内では注文できないものや、当日だと割高になるものもあります。また、事前に追加する場合でも予約時とそれ以降では料金設定が変わるものもあるので注意しましょう。
なるべく、予約するタイミングでオプションは追加しておくと良いです。
また、オプションを追加しすぎると格安ではなくなります。十分なサービスを求めている方は大手の航空会社も視野に入れた方が良いです。
荷物の超過には気をつける
場所にもよりますが、荷物のチェックが厳しい場合もあります。
荷物超過がチェックされた場合は、高額な追加料金を払うことになるので注意します。
ちょっとした抜け道もあるので、気になる方はこちらをご参照ください。※基本的にはルールは守るべきです。抜け道を利用する方は自己責任でお願いします。
最小限のサービスを前提に準備する
サービスが最小限ということを知った上で荷物は準備しましょう。
私の場合、搭乗に向けた準備はこちらです。
最後のモバイルバッテリーについてですが、USBポートがある場合とない場合がありました。便によるものなのか、場所によるものなのかまでは分かりません。モバイルバッテリーはあった方が確実です。
余裕のあるプランニング
余裕のあるプランニングが必要です。
東南アジア圏内の便においては遅延が普通に発生します。
また、これは補足になりますが、飛行機に限らず街中の移動においても日本のように時間厳守で動くことは難しいです。(電車には時刻表がなかったり、バスやタクシーは渋滞していたり)
予定を詰め込みすぎると破綻します。
ただし、飛行機欠航のリスクヘッジまでは不要だと思います。欠航がないとは言い切れないため責任は持てませんが、欠航する可能性は日本(災害)や欧米(災害やストライキ)と同様だと思います。
タイやマレーシアでのエアアジアの評判

タイやマレーシアでのエアアジアの評判も特別悪くないです。
理由はこちらです。
- 高い搭乗率
- 大手レビューサイトの口コミ結果が悪すぎない
理由1:高い搭乗率
根拠としては弱いですが、私が搭乗したエアアジアは1回を除いて体感80%以上の搭乗率でした。10回以上搭乗した内1回だけ60%くらいの時はありました。
つまり、多くの方が利用しているということです。
理由2:レビューサイトの結果
2つのレビューサイトの結果も載せておきます。
- トリップアドバイザー:世界的なレビューサイト
- フォートラベル:日本のレビューサイト
Airasia (LCC) タイ | Airasia (LCC) マレーシア | JAL | ANA | Jetstar (LCC) | Peach (LCC) | |
---|---|---|---|---|---|---|
トリップアドバイザー | 3.0 | 3.0 | 4.0 | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
フォートラベル | 3.41 | 4.07 | 4.68 | 4.60 | 3.92 | 4.15 |
トリップアドバイザーでは、LCCは軒並み3.0、大手が4.0という結果です。特別エアアジアが悪い結果ではありません。
フォートラベルでは、エアアジアのマレーシアは評価が良いですが、タイの点数が低くなってます。
こちらについては、もう少し詳細な口コミを載せておきます。
Airasia (LCC) タイ | Airasia (LCC) マレーシア | JAL | |
---|---|---|---|
機内食・ドリンク | 2.80 | 2.70 | 3.82 |
接客対応 | 3.39 | 3.08 | 4.35 |
エンタメ | 2.44 | 1.85 | 3.93 |
コスト | 3.93 | 4.07 | 3.62 |
座席・機内設備 | 2.90 | 2.77 | 3.96 |
日本語対応 | 2.98 | 2.79 | 4.79 |
やはり、コストという点では大手を上回る評価となっている一方で、それ以外は大手を下回ります。
特段評価が低いのは「機内食・ドリンク」や「エンタメ」です。
「機内食」はやはり、東南アジア料理ということもあり万人受けしないからだと思います。「エンタメ」はモニターが利用できなかったり、利用できたとしても映画の数が少なかったりします。エンタメは現地の国基準で設定されています。利用できても「日本語」字幕がある映画はもちろん少ないです。
まとめ
以上が、エアアジアの評判についてでした。
繰り返しますが、個人的には事前対策をしっかりすれば十分に利用価値のある航空会社だと思っています。
「エアアジア 最悪」とも言われたりしますが、知識なしに搭乗すると、そのように感じる方も多いでしょう。
しっかりと準備して格安という利点を十分に活かした上で、ぜひエアアジアを利用してみてください。
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