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エアアジア(AirAsia)の欠航率・遅延率とは? | 欠航・遅延に伴うキャンセル・返金についても併せて解説

エアアジア(Airasia)、東南アジアで主流の格安航空会社です。

日本発着もあり、価格が圧倒的に安い。そんなエアアジア、エアアジアx(Airasia)の欠航率・遅延率とは?

2024年のデータをもとに、欠航率と遅延率を算出するとともに、他の航空会社との比較も書いていきます。

最後に、欠航・遅延に伴うキャンセルについても簡単に解説してます。

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エアアジア(Airasia)の欠航率と他社比較

エアアジアの欠航率

「エアアジアの欠航率」は 2024年は7%前後と推測されます。

※ただし、明確なレポートはなくWEBの寄せ集めの情報から推測して書いているため信憑性は不明です。

根拠(計算)はこちらです。

  • 2024年の運行便数は387518便(※1)
  • 2024年の欠航便数は30840(※2)

※情報源
1: https://newsroom.airasia.com/news/capital-a-4q2024-ops-stats#gsc.tab=0
2: https://www.freemalaysiatoday.com/category/highlight/2025/02/20/130-hike-in-cancelled-malaysia-airlines-flights-last-year

上記の数値からこのように計算してます。

欠便数÷トータル数=欠航率
30840÷(387518+30840)=0.073…

ちなみに、同様に2023年も算出したところ欠航率は10%程度となってます。

まとめるとエアアジア(Airasia)の欠航率はこちらです。

  • 2023年の欠航率は10%程度
  • 2024年の欠航率は7%程度

マレーシア航空の欠航率

また、マレーシアにあるフルサービスキャリアの大手会社(Malaysia Airlines)の欠航率についても簡単に見てみました。

  • 2023年の欠航率は3%
  • 2024年の欠航率は8%

マレーシア航空の情報について、明確な運行便数の数値は見つけられませんでした。ただし、2024年の第四半期以前は290便/1日、第四半期は200便/1日との情報から、通年の便数を推測で算出してます。

情報源:https://theedgemalaysia.com/node/743897

2023年と2024年での数値の変動としては、2024年の第四半期から便数を減らしていることが起因しています。

日本の航空会社の欠航率

日本の航空会社の欠航率は1〜2%前後です。

通年でまとまっているものが見当たらなかったので、2024年の下期のみピックアップして載せます。

2024年7〜9月

  • JAL:2.86%
  • ANA:2.5%
  • スカイマーク:1.16%
  • AIR DO:1.84%
  • ソラシドエア:2.94%
  • ピーチ:1.32%
  • JetStar:2.67%

2024年10〜12月

  • JAL:0.91%
  • ANA:0.63%
  • スカイマーク:0.17%
  • AIR DO:0.78%
  • ソラシドエア:1.15%
  • ピーチ:0.18%
  • JetStar:0.54%

情報源:
https://sky-budget.com/2024/11/30/japan-aviation-news-24/
https://sky-budget.com/2025/02/26/japan-aviation-news-25/

エアアジア(Airasia)の欠航率まとめ

エアアジアの欠航率は決して低いとは言えません。

エアアジアが7~10%, マレーシア航空が3~8%、日本の航空会社がだいたい1~2%となっており、

日本の航空会社と比較してしまうと、段違いの数値です。

しかし、エアアジアは「マレーシア」の航空会社であり、マレーシア空港を利用する航空会社の一つとして考えると、異常に高い数値というわけでもなさそうです。

もちろん、飛行機を利用する上で高い欠航率というのはリスクになるため、エアアジアを利用する以上、いつも以上にリスクマネジメントが必要になるでしょう。

エアアジア(Airasia)の遅延率と他社比較

エアアジアの遅延率

「エアアジアの遅延率」は 2024年は38%です。

情報源:https://www.scoop.my/news/235542/38-of-airasia-flights-delayed-in-2024-loke/

以降、遅延率と同等のエアアジアの OTP (On Time Performance 定時運行)率で書きます。

エアアジアの2024年のOTPは62%ということになります。

マレーシアの航空会社との比較

エアアジアの遅延率(OTP率)だけをみてもその値について何も語れないので、マレーシアの航空会社と比較します。

(OTP率については、情報が多いためマレーシア航空以外の航空会社の情報も含めて紹介します。)

マレーシアにある航空会社(エアアジア・バティックエア・マレーシア航空)との比較です。

先にマレーシアの航空会社について簡単に書くと、

  • エアアジア:短距離路線の格安航空エアアジア
  • エアアジアX:長距離路線の格安航空エアアジア
  • バティックエア:マレーシアのエアアジア以外の格安航空会社
  • マレーシア航空:マレーシアのフルサービスの航空会社

です。他にもありますが、上記はこの後の比較で出てくる航空会社です。

はじめに、ここでの「OTP」の定義について書きます。

「OTP」は出発予定時刻(STD)から15分以内に出発する便の割合を指します。

マレーシアの航空会社の遅延率(ここでの数値はOTP率)の比較結果はこちらです。

エアアジア(Airasia)遅延率(OTP)の国内線比較
MAVCOM

これは、マレーシアの民間航空を取り締まるマレーシア航空委員会(MAVCOM)が作成しているレポートですが、2024年下期(6月〜12月)の国内線のOTP率です。

エアアジアとエアアジアXでは傾向がやや異なり、長距離路線用のエアアジアXの方が遅延率は低くなってます(OTP率は高くなってます)。

エアアジアは他のマレーシアの航空会社と比較して、ほぼ同等の遅延率(OTP率)となっていることが確認できます。

続いて、国際線です。

エアアジア(Airasia)遅延率(OTP)の国際線比較
引用:MAVCOM

こちらも大きな遜色ありません。

エアアジアだからといって遅延率が高いということはなさそうです。

補足ですが、マレーシアにはマレーシアの民間航空を取り締まるマレーシア航空委員会(MAVCOM)という機関があります。

消費者の立場で、マレーシアの各航空会社の航空交通権の管理などを取り仕切ってます。

このMAVCOMはOTP率の目標を85%に設定してます。マレーシアの各航空会社はこれに従う必要があり、数値に応じてインセンティブもあればペナルティも発生します。

マレーシアの各航空会社はOTP率が85%になるように何かしらの努力をしています。

日本の航空会社の遅延率

日本の航空会社の欠航率は15〜20%前後です。

通年でまとまっているものが見当たらなかったので、2024年の下期のみピックアップして載せます。

2024年7〜9月

  • JAL:16.82%
  • ANA:27.88%
  • スカイマーク:8.07%
  • AIR DO:18.52%
  • ソラシドエア:13.58%
  • ピーチ:12.98%
  • JetStar:19.92%

2024年10〜12月

  • JAL:18.56%
  • ANA:18.59%
  • スカイマーク:8.48%
  • AIR DO:16.32%
  • ソラシドエア:14.13%
  • ピーチ:14.68%
  • JetStar:21.2%

情報源:
https://sky-budget.com/2024/11/30/japan-aviation-news-24/
https://sky-budget.com/2025/02/26/japan-aviation-news-25/

アジアの航空会社との比較

遅延率(OTP率)は航空会社の業界のなかでも重視されている数値のようで、欠航率より比較が多くされてます。

アジア内のOTP率の比較データもあったので一部載せておきます。

このデータは月毎になっており、OTP率が高い(遅延率が低い)TOP10の航空会社のみ記載されてます。また、エアアジアはエアアジア(AK)やタイ・エアアジア(FD)など、分かれて計測されてます。

2024年1月

エアアジア(Airasia)遅延率(OTP)-アジアのOTPトップ10-2024年1月
CIRIUM

2024年の1月はエアアジアおよびタイ・エアアジアがTOP10にランクインしてます。

2024年4月

エアアジア(Airasia)遅延率(OTP)-アジアのOTPトップ10-2024年4月

2024年の4月もエアアジアおよびタイ・エアアジアがTOP10にランクインしてます。

2024年10月

エアアジア(Airasia)遅延率(OTP)-アジアのOTPトップ10-2024年10月

2024年の10月はエアアジアはTOP10にランクインしませんでした。

エアアジア(Airasia)の遅延率のまとめ

エアアジアの遅延率が38%に対し、日本の遅延率は15~20%と大きく乖離しています。

それに伴い、エアアジアは遅延の印象が強いと考えられます。

ただし、マレーシアで見ればこの数値は異常な値ではなさそうです。決して良いことではないのですが、エアアジアが特別に遅延しやすいわけではなさそうです。

エアアジアに限らずマレーシアの空港を利用する以上、遅延の可能性が高いということを理解しておく必要があるでしょう。

エアアジア(Airasia)の欠航・遅延時のキャンセルおよび返金

エアアジア(Airasia)は基本的に「キャンセルできない」「返金されない」と言われることが多いですが、欠航・遅延時はキャンセル・返金(払い戻し)」の対象になります。

  • 欠航は、予約した便が欠航になった時
  • 遅延は、予約した便が「3時間以上」遅延した時

です。

エアアジア(Airasia)欠航と遅延時のキャンセル返金

欠航・遅延の対応は、キャンセルに限らず便の変更も可能です。

エアアジアのキャンセル事情や、返金方法、「返金されない」場合の対応方法はこちらに書いてますのでご参照ください。

まとめ

以上が、エアアジア、エアアジアx(Airasia)の欠航率・遅延率でした。

エアアジアの欠航率・遅延率は比較的高く利用する上ではリスクとして捉える必要があります。

ただし、これはエアアジアに限った話ではなく、マレーシア全体(東南アジア全体)で言えることです。

東南アジア発着および東南アジア内の移動を考えている方は、飛行機の遅延・欠航リスクについて理解し必要に応じて対策を講じておくことをおすすめします。

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