アロフト・ランカウイ・パンタイテンガーはランカウイ島にあるマリオット系列ホテルです。マリオット系のなかで一番安いホテルですが、部屋も朝食もアメニティも十分なホテルです。ただし、立地については陸内部に位置するため、リゾート地であるランカウイに海が見えるようなリゾートホテルを求めている場合は他のホテルをおすすめします。
ただの宿泊だけが目的であれば、ランカウイ島のなかで宿泊費が安いこちらのホテルをおすすめします。
私も2023年の1月に宿泊してきました。ホテルの基本情報・宿泊の様子をお伝えします。また、ランカウイ島にある他のマリオット系列との比較および選ぶポイントについても書いていきます。
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガー:基本情報
アロフトはマリオット・インターナショナルが展開しているホテルブランドです。マリオットグループの中で中級レベルであるセレクトブランドホテルであり、日本でも大阪府や東京都(銀座2020年に開業)に展開しているホテルです。
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガーはマレーシアのリゾート地ランカウイにあり2018年に開業した比較的新しいホテルです。場所は南西部に位置しており、ランカウイの有名なビーチであるPantai Cenang(パンタイチェナン), Pantai Tengah(パンタイテンガ)に比較的近い位置です。
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガー | |
---|---|
住所 | 168, Lot PT 701, Jalan Pantai Tengah Mukim, 07000 Langkawi, Kedah, マレーシア |
電話番号 | +6049525252 |
チェックイン時間 | 15:00 |
チェックアウト時間 | 12:00 |
HP |
アクセス
日本からの直行便はありません。マレーシアかシンガポールから行くことができます。
マレーシア クアラルンプール国際空港から
所要時間は約1時間(飛行時間、料金は約4000円〜10000円で行くことができます。
マレーシアのクアラルンプール空港は2種類あります。
KLIA (KL International Airport) クアラルンプール国際空港
KLIA2 (KL International Airport2) クアラルンプール国際空港2
基本的に、
フルサービス航空会社はKLIA (JALやANA、マレーシア航空はこっち)
LCC航空会社はKLIA2 (エアアジアはこっち)
マレーシアからランカウイに行く場合は空港の場所にご注意ください。
ちなみに、KLIAとKLIA2は無料シャトルバス(10分間隔で運行)で移動できます。移動時間は10分ほどです。
シンガポール チャンギ空港から
所要時間は約1時間30分(飛行時間)、料金は約10000円〜40000円で行くことができます。
チャンギ空港は4つのターミナルからできています。どの航空会社を使用するかにもよりますが、日本からの到着ターミナルがどこか、シンガポールから出発するターミナルがどこかは事前調べしておいた方が良いと思います。
ちなみに、代表的な航空会社のターミナルだけ記しておきます。
ターミナル1(T1) 日本航空(JAL)
ターミナル2(T2) 全日空(ANA)
ターミナル4(T4) エアアジア
また、上記に関係しそうな移動方法を記しておきます。
T1 ⇄ T2 スカイトレイン 約4分
T2 ⇄ T4 シャトルバス 約10分
T1 ⇄ T2 ⇄ T3 シャトルバス
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガー:客室・朝食
ルーム
お部屋はとても綺麗でした。左側に少しだけ写っている黄色いのがヨギボーなのですが、これは使う気になれませんでした。ベランダにも出れるようになってます。
記事のはじめに海が見えるようなホテルでないと書いたのですが、少しだけ見えてます。とはいえ、リゾートホテルのような海の眺めではありません。
部屋の設備としては十分です。特に何も問題はありませんでした。
アメニティ
左のdrybarというのがアロフトのアメニティです。感動した覚えはないですが特に問題もありませんでした。
朝食
朝食会場の写真は残せていませんでした。私たちがいただいたものだけ載せておきます。ただ、当時、私たち二人とも体調が悪く(私はランカウイ前の旅行で食あたり、夫は2日酔い)あまり食べれなかったので写真も質素になってます。
サラダバー・エッグステーション・ホットミール等はありました。右の三角はハッシュドポテトですがその横にあるのが二つともマレーシアのお菓子になります。正直、味はイマイチでした。ただ、マレーシアのクアラルンプールではホテル朝食にこのようなマレーシアのお菓子はなかったと思います。
ランカウイのホテル朝食でマレーシアお菓子を食べることができるのでぜひ挑戦してみてください。
その他
写真は残せていませんが、駐車場は無料でロビーは開放的でした。ロビーは屋外にあるような壁がない作りです。
ロビーのフロアにバーやビリヤードがあり、賑わっていました。
また、朝食会場やプール、レストランは高層階に位置し、プールの雰囲気は良かったです。夜にプールエリアに行ったのですが、プールサイドPCをいじっている方がいたり、プールに入っている方がいたり、少しだけ賑わっていました。
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガー:まとめ
お部屋は綺麗で、宿泊には十分なホテルでした。開放的なロビーがリゾート地に来たような雰囲気もありますが、それくらいです。
セレクトクラスのホテルのため、部屋に贅沢さはありませんが2018年開業ということもあり綺麗でとても良いホテルでした。
ランカウイ島で選ぶべきマリオット系ホテルは?
ランカウイ島にはマリオット系ホテルが4つあります。私はそのうちの2つのホテルに宿泊しました。残りの2つのホテルはまだ宿泊できていませんが、宿泊経験とランカウイ島を訪れた経験を踏まえつつ様々な観点から選ぶべきマリオット系ホテルを考えていきます。
私が宿泊したもう一つのホテルはウェスティン・ランカウイ・リゾート&スパです。こちらの宿泊記も参照してみてください。
ランカウイ島にあるマリオット系ホテルの比較
ランカウイ島にあるマリオット系ホテル一覧
ホテル | ランク |
---|---|
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガー | セレクション |
ウェスティン・ランカウイ・リゾート&スパ | プレミアム |
セントレジス・ランカウイ | ラグジュアリー |
ザ・リッツ・カールトン・ランカウイ | ラグジュアリー |
最高ランクのラグジュアリーが2つ、プレミアムが1つ、セレクションが1つです。
立地
パンタイテナン/パンタイテンガ/タンジュンルービーチはオープンビーチです。オープンビーチに近いのはアロフトのみです。それ以外のホテルは海沿いですが、オープンビーチはありません。
リッツの近くに景色を眺めることができる観光地「スカイキャブ 」があります。セントレジス/ウェスティンの近くにランカウイの代表的なモニュメント「イーグルスクエア」があります。
価格
2023年6月時点で1ヶ月後の7月の料金をマリオット公式サイトで調べた結果です。
画像出典:マリオットボンヴォイ公式サイト
ホテルランクと比例して料金が異なっています。
マレーシアは日本に比べて比較的ホテルが安いことが多いですが、ランカウイ島はマレーシアのなかでは高価格に設定されている気がします。
ランカウイ島にあるマリオット系ホテルの比較
ランカウイ島にあるマリオット系ホテルの比較です。
まずは事実ベースです。
ホテル | 料金 | ビーチ | 観光地 | その他 |
アロフト | 安い | プライベートビーチなし オープンビーチが近い | ・オープンビーチは近い ・イーグルスクエア(撮影)は遠い ・スカイキャブ(景色)は遠い ・ナイトマーケット(食)は遠い | 2018年開業 |
ウェスティン | ↑ | プライベートビーチあり | ・イーグルスクエア(撮影)が近い ・ナイトマーケット(食)が近い ・スカイキャブ (景色)は遠い ・オープンビーチは遠い | 1995年開業2006年改装 ランカウイ空港ラウンジの使用が可能 |
セントレジス | ↓ | プライベートビーチあり | ・イーグルスクエア(撮影)が近い ・ナイトマーケット(食)が近い ・スカイキャブ (景色)は遠い ・オープンビーチは遠い | 2015年開業 ランカウイ空港ラウンジの使用が可能 |
リッツ | 高い | プライベートビーチあり | ・スカイキャブ(景色)が近い ・イーグルスクエア(撮影)は遠い ・ナイトマーケット(食)は遠い ・オープンビーチは遠い | 2017年開業 ランカウイ空港から一番近い |
続いて私の個人的な意見ベースです。
アロフト (宿泊済み) | 実際に宿泊を体験して ビーチリゾート感はなく、シティホテルに南国感を出した感じ 宿泊だけを目的とすれば満足できるホテル |
ウェスティン (宿泊済み) | 実際に宿泊を体験して 部屋はやや古さを感じるが、プール・ビーチなどのエリアは広くビーチリゾートとしてゆっくりと過ごせる 日本の宿泊料金、ランカウイの相場を考えるとこの料金でこのレベルのリゾート感を味わえるのは良い |
セントレジス | 他の方の宿泊記を通して ロビーなどの雰囲気はエレガントさと高級感は感じることができそうだがそれ以外は特に魅力的なポイントは少なそう ウェスティン同様にビーチリゾート感は満載 同じくらいの価格のリッツの方が魅力的である クアラルンプールのセントレジスは宿泊を体験したが、こちらもロビーの華麗さは素晴らしかった |
リッツ | 他の方の宿泊記を通して 部屋の雰囲気がとても魅力的でベッドの足元側にビーチが見える作り また有名なスパあり ビーチリゾート感はウェスティンやセントレジスと同等だろう クアラルンプールのリッツ・カールトンは宿泊を体験したが、古さを感じる部分があった 一方でランカウイのリッツは2017年ということもあり期待できそう |
ランカウイ島にあるマリオット系ホテルの選別ポイント
私が考えるランカウイ島にあるマリオット系ホテルの選別ポイントです。
まずは、気にすると良いポイントです。
- 予算がどうか
- ホテルにリゾート感を求めているか
- 個人のこだわり(新しさやアメニティや朝食 etc…)
続いて、気にしなくても良いと思うポイントです。
- 観光地が近いか
順番に説明します。
気にすると良いポイント1 予算がどうか
ランカウイにあるマリオットリゾートは階段上に料金が異なりますので予算に合わせて選別することが可能です。
また、予算に余裕がある場合は、最上級のセントレジス リッツ・カールトンの選択肢がありますが更に、ウェスティンの部屋をランクアップする選択肢もあります。
気にすると良いポイント2 ホテルにリゾート感を求めているか
YESならば、ウェスティン セントレジス リッツ・カールトン
NOならば、アロフト
です。
アロフトも熱帯地域のホテルにある南国感は出てますが、プライベートビーチはなくプールもシティホテルにあるプールと同じです。ビーチでゆっくり過ごしたい場合はリゾート感のあるホテルを選びましょう
アロフトは観光を目的とし、ホテルは宿泊だけで良いというプランの方のみ選択すると良いでしょう。
気にすると良いポイント3 個人のこだわり(新しさやアメニティや朝食 etc…)
最後は個人のこだわり次第です。
こちらは色々なポイントがあります。「新しさ」「アメニティ」「朝食」「ブランド名」「部屋の雰囲気」etc.. 最後は、ご自身のこだわりポイントに沿ってホテルを選別してみてください。
ちなみに私のポイントだけまとめて表にしてみます。(コメントおよび○△は勝手につけてます。)
こだわり1 新しさ | こだわり2 アメニティ | こだわり3 朝食 | こだわり4 部屋の作り | |
アロフト | 2018年開業 ◎ | drybar △ | 普通 △ | シティホテル △+ |
ウェスティン | 2006年改装 △ | WHITE TEA ○ | 良い ○ | リゾート感はあるが特に印象的ではない ○ |
セントレジス | 2015年開業 ○ | REMEDE △ | とても良さそう ◎ | 良さそう ○+ |
リッツ | 2017年開業 ◎ | Asprey ○ | 良さそう ○ | とても良さそう、私好み ◎ |
私は予算が問題なければ、次回はリッツ・カールトンに宿泊したいと考えています。
気にしなくて良いポイント1 観光地に近いか
どのホテルも近い観光地と遠い観光地があります。
もちろん、訪れる観光地が1箇所だけであれば、観光地が近いかどうかは重要になります。しかし、複数の観光地を訪れるのであれば、特に立地にこだわる必要はないと思います。
また、マレーシアではタクシー(Grab)移動が安く簡単にできます。例えば、ウェスティン/セントレジス から スカイキャブに行くには車で50分ほどでタクシー50RM(約1500円)程度で行くことができます。決して安くはないですが、日本よりは使いやすいと思います。
マレーシアでよく使われているGrab(グラブ)タクシーについて知りたい方はこちらをご参照ください。
まとめ
アロフト・ランカウイ・パンタイテンガーはランカウイ島にあるマリオット系列ホテルです。マリオット系のなかで一番安いホテルですが、部屋も朝食もアメニティも十分なホテルです。ただし、立地については陸内部に位置するため、リゾート地であるランカウイに海が見えるようなリゾートホテルを求めている場合は他のホテルをおすすめします。
マレーシアのランカウイ島にはアロフト以外にもマリオット系のホテルがあり、それぞれに利点欠点があります。私が考える選別ポイントを参考に皆様もご自身のこだわりに合わせて選別してみてください。
今回の記事ではマリオット系列を中心に書きましたが、他のホテルも多数あるため、そちらも比較してみてください。
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