エアアジア(Airasia)、東南アジアで主流の格安航空会社です。
日本発着もあり、一般の航空会社よりも断然安い。そんなエアアジアの預け荷物とは?
10回以上のエアアジア搭乗経験をもとに私の実体験も含め書いていきたいと思います。
最後に預け荷物料金を抑える方法についてもまとめてます。
格安航空エアアジアの荷物に関する注意点

格安航空のエアアジア、格安なのには訳があります。
それは、「基本料金には預け荷物(受託手荷物)が含まれていない」のです。
大手の航空会社(JALやANA)の料金が高いように感じるのは、その料金のなかに預け荷物や食事などが含まれているからです。
格安航空のエアアジアはブランケットすら含まれていません。(機内にて、ブランケットのレンタルはなく購入なら可能です。)
予約時点でオプション付きプランを選ぶことができ、その場合は預け荷物が含まれてたりします。
格安な料金に惹かれて何も考えずに予約し、オプションをむやみやたらに追加していくと想像より高額になるので注意しましょう。
エアアジアの預け荷物:サイズと重さと個数の制限

個数 | 制限なし |
サイズ | 119cm (高さ) x 81cm (幅) x 119cm (長さ) |
重さ | 1つあたり32kgまで トータルは購入したオプションによる(※) |
エアアジアでは機内預け荷物の場合、個数制限はありません。トータルで決められた重さをが超過していないかを確認されます。ただし、荷物一つあたりの最大容量は32kgとなっているのでご注意ください。
※重さのオプションは下記から選べます。ただし全ての選択肢が常にあるわけではないのでご注意ください。

補足として、エアアジアのプラン別の荷物の制限を書いておきます。。
基本料金 | Value pack | Premium Flex | Premium Flatbed | |
---|---|---|---|---|
機内持ち込み荷物 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
預け荷物 | × | ◯ 20kg | ◯ 20kg | ◯ 40kg |
基本料金パックには預け荷物が含まれていません。オプションが追加可能となってます。

エアアジアの預け荷物:追加(超過)料金
預け荷物の追加料金と超過料金についてです。
預け荷物の料金は行き先や時期により変動します。
ちなみに、追加料金と超過料金と書いてますが、ここでは下記と定義しておきます。
追加料金:事前に荷物を追加して支払う料金
超過料金:当日に荷物の許容量を超えた場合に支払う料金
預け荷物は事前に申請もできますが、当日に支払うことも可能です。ただし、割高になるためおすすめしません。
料金の目安を載せておきます。料金は変動するため下記は参考程度となります。
AirAsia X Berhad (D7) 日本/マレーシア
20kg | 25kg | 30kg | 40kg | 50kg | 60kg | |
---|---|---|---|---|---|---|
During initial Booking | 9580 | 11780 | 14960 | 22750 | 29580 | 39920 |
After Initial Booking | 13410 | 16490 | 20950 | 31850 | 41410 | 55890 |
当日空港での最初の20kg | 18100 |
以降の1kg毎の超過料金 | 5400 |
Thai AirAsia X Co., Ltd (XJ) 日本/タイ
20kg | 25kg | 30kg | 40kg | 50kg | 60kg | |
---|---|---|---|---|---|---|
During initial Booking | 7920 | 8640 | 10800 | 18000 | 23470 | 29230 |
After Initial Booking | 10370 | 11230 | 14110 | 23470 | 30380 | 38020 |
当日空港での最初の20kg | 14100 |
1kg毎の超過料金 | 4000 |
こちらはエアアジアの公式に掲載されている料金表(片道料金・日本円表示)です。
料金は3種類に分かれてます。
- 追加料金1(During initial Booking):初回予約時の事前支払い
- 追加料金2(After Initial Booking):初回予約後の事前支払い
- 当日空港での支払い ※20kgプランのみ
最初の予約時とそれ以降では料金が変わってくるのでご注意ください。
空港にて新規で荷物を預ける場合、20kg以外の選択肢はなさそうです。(30kgの場合、20kgの料金+1kg毎の超過料金x10 となるのでご注意ください。)
また、事前に預け荷物のオプションを追加した上での当日の容量オーバーの場合、上記の「1kg毎の超過料金」がかかってくるため注意しましょう。
繰り返しますが、上記の料金は参考程度で時期等によって料金は変動するのでご注意ください。
エアアジアの預け荷物:手荷物料金を抑える方法
格安航空は必要最低限のサービスに抑えることによって低コストで提供してます。
多くのオプションを追加すれば、一般の航空会社と料金が変わらず格安航空であるメリットがなくなります。また、使い方を間違えれば、一般の航空会社よりも割高になることもあります。
せっかくの格安航空、格安で利用したいならばオプションは上手に利用する必要があります。
ここでは、オプション含め手荷物料金を抑える方法をご紹介します。
方法1:預け荷物(受託手荷物)は利用しない(機内持ち込み荷物だけで済ませる)
エアアジアでは機内預け荷物の追加は高くなることが多いです。
荷物料金を抑えたい場合は、可能なかぎり機内持ち込み荷物だけにすると良いです。
ただし、機内持ち込みだけでは液体等の持ち込みが禁止となっています。それらを持っていく予定のある方は機内持ち込み荷物だけでは対応できないので注意しましょう。

方法2:預け荷物(受託手荷物)の追加オプションを付ける場合は予約する段階で追加する
預け荷物のオプションを付ける場合は予約する段階で追加しましょう。先述した通り、予約時とその後では料金が変わってきます。一番安く利用できるのが予約したタイミングでのオプション追加になります。
方法3:預け荷物(受託手荷物)の重さは同伴者と一緒に考える

手荷物許容量の共有は許可されてます。
例えばAさんが15kg, Bさんが10kgの場合、1人だけ25kgのオプションをつけて一緒に預けることが可能です。2人が20kgのオプションを追加する必要はありません。個数の制限がないため、同伴者と一緒に容量を考える方が安く済みます。
ただし、注意点として同伴者と同時に空港カウンターで荷物を預ける必要があります。
方法4:使用するバッグまたはスーツケースを工夫する
預け荷物に使用するバッグまたはスーツケースは工夫すると良いです。
預け荷物が必要になる理由は様々だと思います。
それぞれ目的が異なるため、全ての人にできる工夫ではないですがいくつか挙げておきます。(当たり前の方法ではあるのですが、見落としていないか再度確認してみてください。)
その1:旅行中に荷物を消費して復路の時には荷物が減るならば・・・
ボストンバッグを預ける場合、往路の空港までの移動が大変になります。また、復路時は機内手荷物バッグとボストンバッグの一方をもう一方に収める必要があります。
その2:荷物の量が決められた枠組みよりも少しだけオーバーする場合(21kgや26kg等)・・・
重さがオーバーしていたからといって新たにスーツケースを調達するのは本末転倒です。まだ、スーツケースを準備していない、もしくは、今後も視野に入れた上でスーツケースを新調するのであれば、軽量のスーツケースがおすすめです。
その3:荷物の量が機内持ち込みと合わせて14kgまでで済むならば・・・
基本的に機内持ち込みは7kgまでです。機内持ち込みの追加で合計14kg、預け荷物の追加で合計27kg(20kg追加時)です。
以上が、ちょっとした工夫でした。
まとめ
以上が、エアアジアの預け荷物についてでした。
エアアジアについて他にも記事にしてます。興味があれば参照してみてください。
せっかくの格安航空、格安で利用しなければ意味がない!
事前に荷物事情を把握して、格安で利用しつつ東南アジアを楽しんでください。
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