
エアアジア(Airasia)、東南アジアで主流の格安航空会社です。
日本発着もあり、一般の航空会社よりも断然安い。
そんなエアアジアは「寒い!」との噂も。
エアアジアの機内は本当に寒いのか?
「ブランケットはないのか?」
10回以上の搭乗経験から解説するとともに、エアアジアの利用に必要な事前知識と事前対策についてもご紹介します。
エアアジアは寒いのか?| 私の搭乗経験談
エアアジアの便は寒いこともあります。
私が利用した日本発着便は寒かったです。
その時はカーディガンまでは羽織っていましたが、それでも寒くもう少し厚手の着用が欲しかったくらいです。
他の搭乗の様子としても半袖では寒そうで最低限、長袖は必須のような状況でした。
ただし、日本発着以外の便では寒かったのは数少なかった気がします。
むしろ気持ち程度ですが暑いこともありました。
私は長袖(カーディガン等)を常に持ち歩いているため、それを羽織っていることが多かったですが、乗客全体を見ると半袖の方も多い印象です。
これまでの搭乗で言えば、長距離の方が寒さを感じやすかったです。長時間になるため体が冷えやすいのかもしれません。
エアアジアのブランケットは?
エアアジアの場合、「プレミアムフラットベッド」のプラン(最上級のプラン)以外はブランケットがありません。
ブランケットはフルサービスキャリアの場合は付属および無料貸出となります。
格安航空のエアアジアでは付属していないのはもちろん、利用したい場合はエアアジアオリジナルブランケットの購入のみとなります。
さらに、ブランケット単体では売り出しておらず、「ブランケット+ネックピロー+アイマスク」のセットのみになります。

エアアジアは便によっては寒いことも多いため、羽織れる洋服または持ち込みのブランケットが必要です。
持ち歩き用のブランケットを検討される方はこちらがおすすめです。
安くはないですがとてもコンパクトになり多くの場面で活躍できるものとなってます。

エアアジアを利用するときの事前知識と事前対策とは

「エアアジアが寒い」と言うのは有名ですが、それ以外にも知っておくべきことはあります。
エアアジアを利用するときの事前知識として紹介します。
基本的な内容になっており目新しい情報はないかもしれませんが、確認程度で読んでみてください。
エアアジアについて知っておくべき事前知識は6点です。
- サービスが最小限、座席も狭め
- 荷物制限が厳しい時もある
- 座席は指定しない場合、同伴者とはバラバラになる可能性がある
- 各オプションについて
- オプションを追加しすぎると高額になる
- 遅延や欠航は付き物
サービスが最小限、座席も狭め
エアアジアは格安航空であり、基本料金には何も含まれていません。
エアアジアに搭乗する際に、日本の大手の航空会社(JAL/ANA)のようなイメージを持ってしまうと色々と不都合が生じます。
サービスが最小限だからこそエアアジアは格安であるということを知っておく必要があります。
エアアジアの基本料金に含まれないものはこちらです。
- 預け荷物
- ドリンク提供(水も含む)
- 食事提供
- ブランケット、枕
- アメニティ
- (映画等のエンタメサービス)
- (電源ポート・USBポート)
上記は、大手航空会社では当たり前のように付属しています(ただし、長時間の国際便に限る)。
これらが提供される前提で搭乗してしまうと少し大変かもしれません。
また、座席は課金しない限り(スタンダード席)は狭いです。
格安航空であるため大手よりはもちろん狭いのですが、格安航空会社の中でも比較的狭いです。
座席の広さを重視する方にとっては、気持ちのいい搭乗は期待できません。
座席については別途記事を書いているので詳細を知りたい方はこちらをご参照ください。
荷物制限が厳しい時もある
エアアジアの場合、機内手荷物に関して厳しい部分もあります。
もちろん、ルールは守るべきなのですが、大手の航空会社ではチェックされなかった部分もチェックされたりするため要注意です。
機内手荷物に関して詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
座席は指定しない場合、同伴者とはバラバラになる可能性がある
座席指定なしの場合、同伴者とはバラバラになる可能性があります。
大手の航空会社に搭乗する場合はチェックイン時に無料で座席を選べたり、選ばなくても同伴者とは隣になるようにしてくれることが多いです。
そんな考えを常識としてはいけません。
再掲となりますが、座席に関する記事を載せておきます。
私の過去の搭乗時(座席指定なしの時)の座席割り当てがどうだったかについても書いてます。
各オプションについて
エアアジアは、オプションで預け荷物や機内食のサービスをつけることができます。
オプションについては知っておくと良いこともあるので2点ほど書いておきます。
座席指定・預け荷物は予約時のオプション追加が一番格安
オプションによる追加料金の料金設定は下記のようなルールとなってます。
予約時の事前追加 <<< 予約後から搭乗前までの事前追加 <<< 当日機内での追加
預け荷物の詳細については別途記事にしてますので、こちらをご参照ください。
機内食は24時間前までに申し込む
機内食のホットミールは24時間前までに申し込む必要があります。
スナックやドリンクは当日の機内で注文することが可能です。
オプションを追加しすぎると高額になる
オプションを全て付けると思ったより高額になることもあります。
最終的に高額請求となり格安航空の恩恵を受けていない方もいるかもしれません。
遅延や欠航は付き物
遅延や欠航は付き物として考えておく必要があります。
「遅延」に関しては、マレーシアの国内便や東南アジア圏内での便で数回経験しました。
「欠航」に関しては、私は経験したことがありません。ただし、周りには経験している方もいます(東南アジア圏内便)。そのため、確率は低いですが、ゼロではないようです。
日本の国内便や日本発着の国際便では大きな遅延は少ない印象でしたが、マレーシア発着は比較的多いです。ただし、それは「エアアジア」に限った話ではありません。「エアアジア」の便の数が圧倒的に多いため、その印象を受けますが私は他の航空会社でも頻繁に遅延に巻き込まれています。
東南アジアへの旅行をする以上、遅延(欠航)は普通にあることは知っておく必要があります。
エアアジアの欠航率・遅延率についても記事にしてます。気になる方はご参照ください。
併せて、エアアジアのキャンセル事情も事前に目を通しておくとより良いです。


エアアジアを利用するときの事前対策とは
「寒いからブランケットもしくは羽織ものを持ち込む」という事前対策が重要なように他にも必要な対策があるため書いておきます。
先ほどのエアアジアについて事前知識も踏まえた上ですべき事前対策はこちらです。
- オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」
- 荷物の超過には気をつける
- 最小限のサービスを前提に準備する
- 余裕のあるプランニング
オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」
オプションの追加は「最小限」かつ「事前に」追加しましょう。
当日に機内では注文できないものや、当日だと割高になるものもあります。
また、事前に追加する場合でも予約時とそれ以降では料金設定が変わるものもあるので注意します。
なるべく、予約するタイミングでオプションは追加しておくと良いです。
また、オプションを追加しすぎると格安ではなくなります。十分なサービスを求めている方は大手の航空会社も視野に入れた方が良いです。
荷物の超過には気をつける
場所にもよりますが、荷物のチェックが厳しい場合もあります。
荷物超過がチェックされた場合は、高額な追加料金を払うことになるので注意します。
ちょっとした抜け道もあるので、気になる方はこちらをご参照ください。
※基本的にはルールは守るべきです。抜け道を利用する方は自己責任でお願いします。
最小限のサービスを前提に準備する
サービスが最小限ということを知った上で荷物は準備しましょう。
私の場合、搭乗に向けた準備はこちらです。
最後のモバイルバッテリーについてですが、USBポートがある場合とない場合がありました。
航空機によるのですが、モバイルバッテリーはあった方が確実です。
2025年4月以降、モバイルバッテリーの機内での利用には制限がかかってます。詳しくはこちらをご参照ください。
余裕のあるプランニング
余裕のあるプランニングが必要です。
東南アジア圏内の便においては遅延が普通に発生します。
また、これは補足になりますが、飛行機に限らず街中の移動においても日本のように時間厳守で動くことは難しいです。(電車には時刻表がなかったり、バスやタクシーは渋滞していたり)
予定を詰め込みすぎると破綻します。
ただし、飛行機欠航のリスクヘッジまでは不要だと思います。
欠航がないとは言い切れないため責任は持てませんが、欠航する可能性は日本(災害)や欧米(災害やストライキ)と同様だと思います。
エアアジアに関する全ての情報
エアアジアに関する全ての情報はこちらにまとまってます。
予約関連情報やチェックイン、キャンセル事情や遅延欠航率の情報もあります。
紹介ですが、東南アジアで必須の「Grabタクシー」についても記事にしてます。
登録方法から使い方、トラブルやクーポンなど知っておくべき情報をまとめているのでぜひご参照ください。
まとめ
以上が、エアアジア(Airasia)の「寒さ」についてと事前知識・事前対策でした。
エアアジアの利用には事前知識と事前対策が必須です。
もちろん事前対策を打ってもなお、快適な空の旅とまではいきませんが、格安で東南アジアに行けるのです。
ぜひ、事前にしっかりと準備してからエアアジアを利用してみてください。

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