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エアアジアジャパン(Airasia Japan)とは | 撤退の理由と復活の噂

エアアジア・ジャパン(Airasia Japan)とは?

エアアジア(Airasia)

「エアアジア」は東南アジアで主流の格安航空会社です。

エアアジア・ジャパン(Airasia Japan)

「エアアジア・ジャパン」とは過去に「エアアジア」が設立した日本での法人です。

その「エアアジア・ジャパン」について説明とともに撤退・復活の噂についても書いてきます。

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2つのエアアジア・ジャパン(AirAsia Japan)

エアアジア・ジャパンは2度立ち上がりましたが失敗に終わってます。

現在、「エアアジア・ジャパン」は存在しません。

日本発着のエアアジア便はエアアジア・ジャパンではなく、マレーシアのエアアジア本家もしくはエアアジアグループによる運行となってます。

2つのエアアジア・ジャパンの経緯

引用:Wikipedia

2つのエアアジア・ジャパンの経緯はこちらです。

2つのエアアジア・ジャパン
  • 2011年8月
    ANAと共同でエアアジア・ジャパン1設立
  • 2013年6月
    ANAと合併解消

  • 2013年11月
    バニラ・エアへ商号変更

    ANAの子会社となる

  • 2019年10月
    Peachに統合され運行終了

  • 2014年3月
    エアアジア・ジャパン2設立

  • 2020年10月
    運行休止
  • 2022年5月
    法人格消滅

どちらもマレーシアが本社の「AirAsia」(エアアジア)が日本へ進出しようとして立ち上がったものです。

Wikipediaに詳細は書かれているためここでは簡単に書きます。(Wikipedeiaを簡単にまとめたような記事となってます。)

ANAとの共同設立した1つ目のエアアジア・ジャパン

1つ目は2011年にANAとエアアジア(マレーシア)が共同で「エアアジア・ジャパン」を設立しました。

株式比率はこちらです。

  • 議決権あり:ANA67% エアアジア33%
  • 非議決権含む:ANA51% エアアジア49%

ANAが2/3を出資し決定権を持った上での設立となってます。

ビジネスモデルはこちらです。

  • エアアジア(マレーシア)のビジネスモデルを日本に導入
    • ブランド
    • 機体塗装
    • 機内サービス、等
  • 日本独自として旅行会社経由での航空券購入の仕組みを導入

拠点としていた空港はこちらです。

  • 成田国際空港が本拠点・ハブ空港
  • 中部国際空港(セントレア)が第二拠点

以上が1つ目のエアアジア・ジャパンでした。

中部国際空港(セントレア)を拠点にした2つ目のエアアジア・ジャパン

2つ目は2014年にエアアジア(マレーシア)が主導となり他、複数の出資会社のもと「エアアジア・ジャパン」を設立しました。

※1つ目のエアアジア・ジャパンとは別法人になります。

株式比率はこちらです。

  • エアアジア49%
  • 楽天18%
  • ノエビアホールディングス9%
  • アルペン5%
  • オクターヴ・ジャパン インフラストラクチャーファンド19%

エアアジアが半分を占めてはいるものの、航空法の外資規制によりエアアジアの持株の一部の議決権はないそうです。

ビジネスモデルは明確に記載はされてませんが、1つ目のエアアジア・ジャパンと同様で今のエアアジアとも同様のものとなってます。

拠点としていた空港はこちらです。

  • 中部国際空港(セントレア)が本拠点

大きく変わったのは、経営者および拠点でした。

以上が2つ目のエアアジア・ジャパンです。

エアアジアジャパンの撤退

1つ目のエアアジア・ジャパンの撤退理由

1つ目のエアアジア・ジャパンの撤退理由として挙げられているのは

  • エアアジア側とANA側の意見の対立
    • エアアジア側は日本国外で成功していたビジネスモデルを持ち込みたい
    • ANA側は日本に適したサービスを求めたい
  • 成田空港の23時以降の就航制限
  • 欠航時の対応
  • ウェブサイトやコールセンター

1つ目が一番の大きな理由となってます。

エアアジア・ジャパンとして運行していたときは53%の搭乗率で赤字でしたが、エアアジアとANAが合併解消しANAの子会社となった「バニラ・エア」では80%前後の搭乗率となってます。

「エアアジア・ジャパン」のままで進めていても当時のビジネスモデルではうまくいかなかったと考えられます。

他にも、成田空港の23時以降の就航制限が仇となり、エアアジア・ジャパンは欠航を余儀なくされてます。

欠航時の対応としても「代替交通手段」や「宿泊施設の手配」がなく、日本では受け入れ難いものだったようです。

最後のウェブサイトやコールセンターについても「分かりにくい」との原因があったそうですが、これは本家の「エアアジア」の今も同様であり、「エアアジア」としての戦略なのかもしれません。

ただし、エアアジア側は撤退時には「エアアジア側の問題はない」と語っていたようです。

エアアジア側が考える日本事業失敗の理由はこちらです。

  • 費用構成のミス
  • 路線・空港の拠点配置ミス
  • 経営者の人選ミス

エアアジアとしては「問題なかった」との認識から再進出を図ってます。

2つ目のエアアジア・ジャパンでは経営陣が変わり拠点の空港は「中部国際空港(セントレア)」となりました。

2つ目のエアアジア・ジャパンの撤退理由

2つ目のエアアジア・ジャパンの撤退理由として挙げられているのは

  • 新型コロナウイルス感染症の流行拡大
  • 資金不足
  • デジタル関連事業(マレーシア等)の拡大と不採算市場(日本)から撤退
  • 就航許可への認識

一番の理由は新型コロナウイルス感染症の流行拡大と言われています。

コロナにより経営難となり撤退したといった経緯です。

実際には他にも理由があったようです。

一部の記事によれば「資金不足」や「他の事業拡大に伴い赤字事業の撤退」などが書かれてます。

また、就航許可への認識については、2つ目のエアアジア・ジャパン経営中に発生している経営陣の入れ替わりの原因となってます。

マレーシアでは就航許可さえ降りればすぐに就航できるそうですが、日本では就航許可以外にも必要な許可証が複数あります。

エアアジア側の認識のずれもあり経営陣の間でも不和が生じて経営陣の交代、そして、その後もなかなか就航に辿り着けず就航延期を繰り返していた経緯もあります。

以上が、それぞれのエアアジア・ジャパンが撤退に至った経緯となります。

エアアジアジャパンの復活の噂

エアアジア・ジャパンの復活の噂はあるのでしょうか?

エアアジア(マレーシア)の記事を探る限りそういった情報はありません。

「復活の噂」というワードが今でも少なからず残っているはこちらによるものではないでしょうか。

  • 過去に2度「エアアジア・ジャパン」が立ち上がっているため当時の噂がそのまま残っている
  • 2020年に運行開始したエアアジアの日本路線が一時コロナにより運行停止、その後、運行再開(復活)した

上記が、私の推測であることにご注意ください。

こちらも個人的に調べた限りの情報ですが、2025年の今、エアアジア・ジャパンの復活の噂はなさそうです。

エアアジアに関する全ての情報

他にもエアアジアに関する情報をまとめています。

予約関連情報から遅延欠航率まで記事にしているので興味があればご参照ください。

紹介ですが、東南アジアで必須の「Grabタクシー」についても記事にしてます。

登録方法から使い方、トラブルやクーポンなど知っておくべき情報をまとめているのでぜひご参照ください。

まとめ

以上が、エアアジア・ジャパンについてでした。

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