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エアアジア東南アジア飛行機

エアアジア(Airasia)の安全性は?| 過去の事故とは?堕落?エンジントラブル? | 安全性ランキングも併せて紹介

エアアジア(Airasia)、東南アジアで主流の格安航空会社です。

日本発着もあり、一般の航空会社よりも断然安い。

そんなエアアジアの安全性について過去の事故から考えます。

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エアアジアの過去に起きた墜落事故とは?

エアアジアの画像

エアアジアは過去に1度大きな事故を起こしてます。

それが「インドネシア・エアアジア8501便墜落事故」です。

Wikipediaを引用します。

インドネシア・エアアジア8501便墜落事故は、インドネシア現地時間 (UTC+7) の2014年12月28日の朝5時35分にインドネシアのジャワ島東部、スラバヤにあるジュアンダ国際空港を出発しシンガポールのチャンギ国際空港に向かって飛行していたインドネシア・エアアジア8501便 (QZ8501/AWQ8501) が、現地時間6時17分に消息を絶ち、その後の捜索で墜落が確認された航空事故である。乗客155人と乗員7名が搭乗していた。乗客・乗員全員が死亡したと見られ、2015年3月20日の時点で56名が行方不明のままである。

Wikipedia

つまり、「2014年にインドネシア・エアアジア便がインドネシア沖のジャワ海に墜落し乗客155名と乗員7名が全員死亡」したという事故です。

当時の天候は?

当時の天候は激しい雷雨でした。

事故の原因は?

原因は二つありそうです。

  1. 方向蛇(ラダー)システムの障害
  2. 機長と副操縦士のコミュニケーション齟齬

悪天候は十分に避けれるものであり、墜落には関係ないとされてます。

ラダーの障害に関しては、以前から不具合が発生しており、直近2ヶ月で23回も出ていたそうです。その都度整備士は電子系統を再起動することで対処し物理的整備を怠った記録が残っています。

機長と副操縦士の間のコミュニケーションの齟齬は機長の「引き下げろ」という命令によるものでした。

  • 機長の認識:機体を下げる(機体が下がる)
  • 副操縦士の認識:ギアコントロールを下げる(機体が上がる)

以上が、エアアジアが過去に起こした大きな事故です。

エアアジアのその他の事故は?

エアアジアの2025年および2024年の事故(トラブル)を調べてみました。

2025年
4月17日
エンジントラブル
フィリピン・エアアジア:
マニラ発フィリピン行き
離陸から13分後にエンジントラブルを起こし出発地に引き戻した。
2025年
4月6日
客室気圧低下
エアアジア:
香港発クアラルンプール行き
技術的な問題により客室内の気圧が異常となり酸素マスクが降下した。
2025年
3月26日
エンジントラブル
エアアジア:
クアラルンプール発深圳行き
離陸から2時間後にエンジントラブルを起こし出発地に引き戻した。
2024年
12月7日
エンジントラブル
エアアジア:
ペタリンジャヤ発クアラルンプール行き
運行していた便が離陸から1時間後にエンジントラブルを起こし
出発地に引き戻した。
2024年
4月15日
エンジントラブル
タイ・エアアジアx:
関空発バンコク行き
離陸から1時間後にエンジントラブルを起こし香港に緊急着陸。
2024年
4月14日
エンジントラブル
タイ・エアアジアx:
韓国発バンコク行き
離陸から45分後にエンジントラブルを起こし香港に緊急着陸。
2024年
2月24日
バッテリー熱暴走
タイ・エアアジア:
バンコクからナコン行き
乗客のモバイルバッテリーが熱暴走し頭上のロッカーから煙が発生。
乗務員により消火器を使用した上でコンテナに収納し解決。
2024年
2月8日
客室気圧低下
インドネシア・エアアジア:
ジャカルタ発デンパサール行き
客室内の気圧が異常となり高度100メートルの緊急降下。
その後は無事にデンパサールに到着。
2024年
2月7日
客室気圧低下
インドネシア・エアアジア:
インドネシア発タイ行き
客室内の気圧が異常となり高度100メートルの緊急降下。
その後は無事にタイに到着。
2024年
1月14日
緊急酸素マスクの使用
レベルのトラブル
エアアジア:インド発クアラルンプール行き
地上レーダーの到達圏外となりプーケットへ迂回着陸。
11時間半後に飛行再開。

エアアジアは事故(トラブル)は「エンジントラブル」と「客室気圧低下」のトラブルが多く、引き返しの対応および降下対応で無事に事故を回避しています。

2024年と2025年は負傷者もなく、どのトラブルも事故には繋がっていません。

参考:他の航空会社の事故は?

エアアジアだけを見てもこれらの事故やトラブルが多いのか分からないので、参考程度に他の航空会社も見てみます。

ここでは「JAL」について書いておきます。

記憶に新しいのが、「羽田空港地上衝突事故」で2024年1月3日のJALと海上保安庁の航空機との衝突事故です。

JALの搭乗者は全員脱出、海保機の機長以外の5人が死亡、機長が重傷となりました。

2025年および2024年の事故(トラブル)はこちらです。(簡単に書きます。)

2025年4月7日
接触事故
JAL機が航空灯火に接触し離陸を中止(負傷者なし)
2025年3月9日
動物との衝突
キツネと衝突し離陸を中止
2024年11月30日
パンク
滑走路着陸時に主輪の1つがパンク
2024年9月4日
乱気流
乱気流に巻き込まれ乗務員が負傷(助骨骨折)
2024年6月22日
エンジントラブル
エンジン火災兆候により出発地に引き戻す
2024年5月23日
シールの剥がれ
風防ガラスのシールが剥がれ出発地に引き戻す
2024年5月10日
滑走路侵入
JALの滑走路侵入により別の航空機の離陸が中止
2024年4月18日
通信途絶え
降下中に管制塔と通信途絶える
2024年4月3日
落雷
落雷を受け緊急着陸
2024年4月1日
乱気流
乱気流に巻き込まれ乗務員4名が負傷
2024年2月6日
接触事故
日本航空の右翼が駐機中だったデルタ航空と接触
2024年1月13日
落雷
落雷を受け出発地に引き戻す
2024年1月2日
衝突事故
羽田空港地上衝突事故

JALは小さなトラブルが多いものの、離陸中止や引き戻しも度々発生しているようです。また、負傷者がいたり、接触事故も数回ほど引き起こしています。

エアアジアの安全性は? | 事故やトラブルから見る安全性

記事の前半に書いた事故の情報をもとに、安全性について書いていきます。


前半の事故情報はエアアジアとJALで同じサイトの情報をもとに書いてます。
情報掲載基準は同じだと思いますが、航空会社が公開している情報じたいに差があるかもしれません。
一概に比較することはできないのでご注意ください。

前半で記述した通り、「エアアジアの事故」は起きてます。また、事故に繋がらなくても、「トラブル」は多発してます。

エアアジアの事故から見る安全性

エアアジアの墜落事故については、死亡者も多く目にしがたいものですが、残念なことに2025年の今でも各国で墜落事故は起きてます。もちろん、事故数は少ないですが、死亡者も発生しています。

「墜落」でなくても「着陸事故」や「エンジン火災」も起きてます。

エアアジアの「インドネシア・エアアジア8501便墜落事故」だけでは安全性は語れない気がします。

ただし、どうしても懸念が拭えない点として、ラダーの障害を放置していた点です。

この点については、「エアアジア」の安全性の評価を下げざるを得ない部分です。

エアアジアのトラブルから見る安全性

大きな事故以外はどうか?

「参考として記載した「JAL」と「エアアジア」では、トラブルの回数はそれほど変わりません。(エアアジアの方が少ないです。)

しかし、トラブルの内容は異なっており、JALでは「乱気流」や「落雷」といった避けられない事象も多い中、エアアジアは「エンジントラブル」と「客室気圧低下」の技術的トラブルが大半であり不安を募らせます。

そんな中でも対応はしっかりとされており、

  • 「エンジントラブル」は引き返す判断で事故につながるようなトラブルを避けてます。
  • 「客室気圧低下」は一定数降下することで問題を避け、最終的には無事に目的地に着陸してます。

パイロットや乗務員の対応は問題ない点では、不安が少しだけ払拭されます。

むしろ、「JAL」の接触・衝突事故の方がやや不安になります。(JALの羽田空港地上衝突事故は、称賛の嵐で事故後の対応は素晴らしいものでした。)

エアアジアの安全性をこれまでの事故やトラブルから見ると、正直なところ安全とは言い切れないのではないかと思います。いつ「回避できたエンジントラブル」から「回避できないエンジントラブル」になるか分かりません。

ただし、本記事では書いてませんが、同じマレーシアのフルサービスキャリアであるマレーシア航空も「エンジントラブル」を引き起こしてます。

2025年に1回、2024年に4回です。(ちなみに、エアアジアは2025年に2回、2024年に3回です。)

マレーシア航空はJALとの共同便も実施しています。JALとして予約しても共同便の場合、

「エンジントラブル」が発生してもおかしくないということです。

個人的な意見になりますが、エアアジアの安全性について「安全とは言い切れないが「エアアジア」に限ったことではない」と思います。

安全性ランキング

世界で唯一の公式的な航空安全・製品格付け機関である「AirlineRatings.com」というものがあります。

この機関が毎年「世界で最も安全な航空会社ランキング」(安全性ランキング)を作成しています。

対象としている航空会社は全385社で、ランキングはフルサービスキャリアとLCC(格安航空会社)で分けてます。

ランキングの指標となるのは主に下記の3つです。

  • Pilot-Related Incidents
    パイロット起因の事故
  • Fatal Accidents in the Last 10 Years
    過去10年の墜落や死亡事故
  • International Safety Audits
    各国による国際安全監査の結果

2025年1月に発表された結果はこちらです。

Rank.フルサービス
1ニュージーランド航空
2カンタス航空
3キャセイパシフィック航空
カタール航空
エミレーツ航空
4ヴァージン・オーストラリア
5エティハド航空
6全日空
7エバー航空
8大韓航空
9アラスカ航空
10トルコ航空(THY)
11TAPポルトガル
12ハワイアン航空
13アメリカン航空
14SAS
15ブリティッシュエアウェイズ
16イベリア
17フィンエアー
18ルフトハンザ航空
スイス航空
19JAL
20エア・カナダ
21デルタ航空
22ベトナム航空
23ユナイテッド航空
Rank.LCC
1香港エクスプレス
2ジェットスターグループ
3ライアンエア
4イージージェット
5フロンティア航空
6エアアジア
7ウィズエア
8ベトジェットエア
9サウスウエスト航空
10ボラリス
11フライドバイ
12ノルウェー
13ブエリング航空
14ジェット2
15サンカントリー航空
16ウエストジェット
17ジェットブルー航空
18エア・アラビア
19インジゴ
20ユーロウィングス
21アレジアント航空
22セブパシフィック
23ジップエア
24スカイ航空
25エア・バルティック

一部、順位重複もありますが、公式サイトの結果をそのまま引用してます。

エアアジアは格安航空機の中で6位でした。高い評価を得てます。

この機関が評価している日本の格安航空は「AIr Do」「ジェットスター」「ソラシド」「ピーチ」がありますが、ジェットスター以外はランキングに入ってませんでした。

まとめ

以上が、エアアジアの安全性についてでした。

エアアジアが他の航空会社よりも事故やトラブルが多いかと言われると、大きな事故やトラブルは決して多いとは言えない気がします。

ちょっとしたトラブルは多発してます。上記の事故に取り上げられないようなトラブル(エアコンが付かない等)は、日常茶飯事です。

しかし、命の危険に晒されるかというとそうではありません。

「エアアジア」の安全性の判断は人それぞれですが、個人的には利用する分には問題ないと判断し頻繁に利用してます。

本記事が何かしらの参考になれば幸いです。

「エアアジア」を利用しようと思う方は、こちらの記事をご参照ください。予約からキャンセル、セール情報までの全ての記事をまとめてます。

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