
海外旅行でクレジットカードを利用しようとしていませんか?
海外旅行でもクレジットカードはとても便利です。
が、知らないうちに損しているかも・・・。
海外旅行で損しないために、
クレジットカード払いの現実および
知っておいてほしい「Wise」について書いていきます。
結論:海外旅行中は「Wise利用・Wise支払い」が最強

海外旅行では「Wiseカード」の利用・支払いが便利かつお得なのです。
記事の後半で「Wise」の詳細は書きますが、
Wiseでは
によりオンライン上で両替が可能となります。
Wiseカードの利用でかかる手数料は、「0.6%〜の両替手数料」のみです。
利用時は既に両替されている現地通貨での引き出しや支払いになるため、それ以外の無駄な手数料は発生しません。
Wiseカードを使えば
格安の手数料でできちゃいます。
クレジットカードや両替所での
による利用をやめれば、その浮いたお金で旅をもっと楽しめる!それが「Wise」です。
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海外旅行で損するクレジットカード払い
クレジットカード払いでは
のをご存知ですか?
不利なレートの国際ブランド基準レート
クレジットカードでは実際の為替レートより不利な値で計算がされてます。
海外で買い物をしたら海外の通貨(外貨)で請求がされます。
その外貨を日本円に換算するときに使われる為替レートですが、
Google等でレートを調べた時に出てくるが「実際の為替レート」になります。
それに対し、クレジットカード会社は若干不利となる「国際ブランド基準レート」を設定しています。
値上げが加速している海外手数料
クレジットカードの支払いでは海外手数料がかかります。
クレジットカードの海外手数料とは、クレジットカードを海外で利用した際に、海外取引に関する事務処理手数料として発生する手数料のことです。
三井住友カード
そして、海外手数料の値上げが加速してます。
「円安で海外旅行にお金がかかるなか、クレジットカードの海外手数料も値上がりしてつらい・・・」
そんな状況です。
現時点でのクレジットカードの海外手数料はこちらです。
※東南アジアで利用可能な Visa/Mastercard のみ記載
イオンカード | 1.60% |
楽天カード | 3.63%(2025年3月1日以降) |
三井住友カード | 3.63%(2024年11月1日以降) |
エポスカード | 3.85%(2025年7月1日以降) |
JALカード | 3.63%(2025年1月20日以降) |
三菱UFJカード | 3.85%(2025年1月20日以降) |
ライフカード | 3.85%(2025年1月20日以降) |
セゾンカード | 3.85%(2025年1月20日以降) |
オリコカード | 3.85%(2024年12月10日以降) |
PayPayカード | 3.85%(2025年3月10日以降) |
上記の中では唯一、イオンカードが「1.6%」の安い手数料となってます。
それ以外は、多くが「3.63%」「3.85%」と高い値になってます。
クレジットカードでは最終的にどれくらい損する?
クレジットカードで支払った場合に最終的に請求される金額(最終金額)はこちらです。
最終金額
= レート × 外貨額 × (事務手数料+100)%
最終金額 = 請求金額(円)
レート = 国際ブランド基準レート
外貨額 = 使った外貨額
事務手数料 = 海外事務手数料(%)
例えば、タイで1000THB(実際の為替レートで4536円)の商品を楽天カードにて購入した場合、
最終金額
= 4.568201x1000x(1+0.0363)
≒ 4734円
- 国際ブランド基準レート
1THB = 4.568201円 - 使った外貨額
1000THB - 事務手数料
楽天カード3.63%
約4734円が請求額となります。
商品の金額と請求額の差分は
4734 – 4536 = 198円
になります。
海外手数料として、おもてに出てくるのは3.63% (楽天カード) ですが、
手数料に限らず商品自体の価格(1000THB分)も国際ブランド基準レートで計算されているため、
最終的には「約4.3%分」を手数料として支払い、損しているのです。
海外手数料を払わなくて済む「Wise」とは?
クレジットカードの海外手数料の値上げに伴い、最近注目されているのが「Wise」です。
Wiseは手数料が安い送金サービスとして人気

「Wise」はもともと海外在住者向けの手数料が安い送金サービスとして人気でした。
Wiseとは?

Wiseとは、複数通貨を持てるネット銀行のようなものです。
簡単に書けば、Wise口座を開設することで
そのようなことが可能です。
Wiseの特徴として、
- マルチカレンシー口座
:複数の通貨口座を持てる - ミッドマーケットレート
:両替はつねに実際の為替レートを使用 - 安い手数料かつ明瞭な手数料体系
特に、実際の為替レートを使用し安い手数料が支持されてます。
無料で簡単に口座開設が可能なので、興味があれば口座開設してみてください。
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Wiseの手数料の安さから海外旅行者向けにも最適
「Wiseの手数料の安さ」が、今、旅行者にも注目されはじめています。
円安かつクレジットカードの海外手数料が値上げしている背景において、少しでも手数料を抑えたいという方が増えてます。
さらに、Wiseでは「実際の為替レート」を使用して両替がされます。
無駄な料金の上乗せが発生しない点が、在住者だけでなく旅行者にも人気の理由です。
Wiseの海外旅行者向けの使い方「Wiseデビットカード」

Wiseには「送金サービス」以外で、旅行者に最適な利用方法があります。
それが、「Wiseデビットカード」です。
Wiseデビットカードはクレジットカードと同様に、
- タッチ決済
- 差し込み決済
- オンライン決済
が利用できます。
世界150か国以上で対応しており、東南アジアでも利用が可能です。
また、Wiseデビットカードは現地のATMから現地の通貨を引き出すことも可能です。
Wiseデビットカードの特徴

Wiseデビットカードの特徴として、
利用時に引き落とし
クレジットカードとは異なり、利用時にタイムラグなしでWiseの口座から引き落としされます。
口座にある金額のみ利用可能
あらかじめ入金(チャージ)した金額=口座にある金額のみ、利用可能です。
支払い通貨がない場合は自動で両替

Wiseの口座に支払い通貨がない場合(別の通貨ならある場合)は、自動で両替されてから決済されます。
複数通貨がある場合は、一番レートの良い通貨が両替に利用されます。
別途、事前に自動両替につかわれる通貨を設定しておくことも可能です。
現地ATMから現地通貨の出金ができる
現地のATMから現地通貨を出金できます。
クレジットカードのキャッシングとは異なり、金利はなく、手数料も条件次第では発生しません。
普通の銀行カードと同様、口座にお金が入っていればその分を引き出せるようになってます。
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Wiseデビットカードの手数料(支払い)

Wiseデビットカードでかかる手数料は
のみです。
両替する通貨により手数料は変動します。
東南アジアにおける手数料を一部掲載しておきます。
タイバーツ | 0.89% |
ベトナムドン | 0.89% |
インドネシアルピア | 0.78% |
フィリピンペソ | 0.92% |
マレーシアリンギット | 0.71% |
シンガポールドル | 0.65% |
Wiseデビットカードによる支払い・手数料のイメージはこちらです。

ポイントは2つです。
- 実際の為替レートで両替
- 決済時には現地通貨が利用される
1. 実際の為替レートで両替
事前に両替する場合も、支払い時に自動で両替する場合も使われるレートは実際の為替レートです。
ただし、両替手数料だけは発生します。
2. 決済時には現地通貨が利用される
支払い時には現地通過で決済されるため手数料が発生しません。
口座に現地の通貨がなくても、自動両替で決済前に両替してから決済になるため同様です。
Wiseデビットカードの手数料(ATM引き出し)

両替所で換金する代わりに、Wiseのデビットカードを利用して現地のATMで引き出すことにより現地の現金が手に入ります。
WiseのデビットカードによるATM引き出しにかかる手数料は
です。
引き出し手数料の条件
条件 | 手数料 |
---|---|
出金回数:毎月2回 出金額:月の合計30000円 | 無料 |
どちらか一方でも 上記を超えた場合 | 70円+30000超過分の1.75% |
ATMの第三者手数料
ATMの第三者手数料とはATM側が課す手数料です。手数料が無料のATMもあれば、数%ほどかかるATMもあります。
Wiseデビットカードで支払う場合にかかる金額
WIseデビットカードで支払う場合にかかる金額の例を書いておきます。
計算はこちらです。
必要額
= レート × 外貨額 × (両替手数料+100)%
必要額 = 支払いに必要な金額(円)
レート = 実際の為替レート
外貨額 = 使う予定の外貨額
両替手数料 = 両替手数料(%)
例えば、タイで1000THB(実際の為替レートで4536円)の商品を購入する場合、
事前に両替もしくは支払い時に両替
1000THB
≒ 4.536 x 1000 x (0.0089+1)
≒ 4576円
- 実際の為替レート
1THB = 4.536円 - 利用予定の外貨額
1000THB - 両替手数料
タイ0.89%
約4576円が両替され支払われます。
商品の金額と請求額の差分は
4576 – 4536 = 40円
になります。
40円は1000THB(4536円)の約0.89%にあたります。
提示されている両替手数料の0.89%のみが手数料としてかかっていることなります。
Wiseデビットカードの注意点とデメリット
Wiseデビットカードの注意点は2つです。
- 発行費用1200円がかかる
- 発行日数7日〜10日かかる
Wiseの登録や利用は無料ですが、デビットカードの発行は1200円かかります。
ただし、年会費は無料であるため一度作成すれば無料で使い続けることが可能です。
日本の場合、発送には7日〜10日かかります。
利用する場合は早めに作成することをおすすめします。
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Wiseデビットカードのデメリットは2つです。
- ポイント制度はなし
- 付帯する海外保険はなし
クレジットカードと異なり、ポイント制度はありません。
→ ポイントの還元率を加味してもWiseの方がお得になる可能性が高いです。
クレジットカードに付帯している、海外旅行保険サービスはありません。
→ クレジットカードとWiseカードの併用により保険は賄うことが可能です。
Wiseデビットカードとクレジットカードの比較

Wiseデビットカードとクレジットカードの比較です。
それぞれの項目で書いている「タイで1000THB(実際の為替レートで4536円)の商品を購入する場合」で比較します。
Wiseデビットカード | 楽天クレジットカード |
---|---|
両替する金額 1000THB ≒ 4.536 x 1000 x (0.0089+1) ≒ 4576円 | 最終金額 = 4.568201x1000x(1+0.0363) ≒ 4734円 |
実際の為替レート 1THB = 4.536円 | 国際ブランド基準レート 1THB = 4.568201円 |
利用予定の外貨額 1000THB | 利用した外貨額 1000THB |
両替手数料 タイ0.89% | 事務手数料 楽天カード3.63% |
上乗せされた金額 4576 – 4536 = 40円 40円は元の金額の0.89% | 上乗せされた金額 4734 – 4536 = 198円 198円は元の金額の4.365% |
Wiseデビットカードと楽天カードではこれだけ変わってきます。
1000THB(約4500円)では、ちょっとした差になりますが、使う金額が大きければ差額も大きくなります。
利用金額 | Wiseカード 手数料 | クレジットカード 手数料 |
---|---|---|
1000THB (約4500円) | 40円 | 200円 |
10000THB (約45000円) | 400円 | 2000円 |
20000THB (約9万円) | 800円 | 4000円 |
60000THB (約27万円) | 2400円 | 12000円 |
10万円利用時には約3200円、
30万円利用時には約1万円も変わってくるのです。
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