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バティックエア マレーシア(Batik Air Malaysia)の安全性は?| 過去の事故と直近のトラブルを解説

バティック・エア・マレーシア(Batik Air Malaysia)

マレーシアを拠点とする格安航空会社で、

2022年12月から日本への直行便運行も開始、

まだまだ知名度は低いが最近は順調に規模を拡大している会社です。

そんなバティック・エア・マレーシアの安全性について過去の事故から考えます。

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バティックエアの過去に起きた大きな事故は?

バティック・エアの過去に起きた大きな事故として「2016年ハリム空港滑走路衝突」があります。

Wikipediaを引用します。

2016年4月4日、ライオン・エアの子会社であるバティック・エアが運航する国内定期便であるバティック・エア7703便が、離陸滑走中に滑走路を牽引されていたトランスヌサ・エア・サービスの航空機と衝突した。

・・・

この事故による死傷者は出ず、インドネシア空港管理局(アンカサ・プラ)はインドネシア国家運輸安全委員会(NTSC)に事故の調査を要請した。

Wikipedia

バティック・エアが滑走路にて他の航空機と衝突した事故です。幸い死傷者は出ずに済んでます。

当時の事故の様子は?

バティックエアマレーシア(Batik Air Malaysia)の過去の事故
引用:Wikipedia

衝突によって発生した状態は

  • 左翼側の切断
  • 左翼側の炎上

乗客の様子は

  • 一部の乗客は衝突が起こったことに気づかず
  • 一部の乗客は泣き叫び、恐怖に怯えていた

翼が折れ、炎上するほどの大きな衝突が発生していたようです。

それに気づいた乗客は大きな不安に駆られましたが、幸いにも死傷者を出さずにことは済んだようです。

事故の原因は?

事故の原因は下記のようです。

  • バティックエア機と牽引されていた航空機で異なる管制官により管理による調整不足
  • 指示の認識齟齬
  • 管制塔の照明および窓への反射による視認困難

以上が、バティック・エアが過去に起こした大きな事故です。

補足:バテイック・エアとバティック・エア・マレーシア

こちらの事故はバティック・エアによるものです。

バティック・エアはインドネシアを拠点として航空会社になります。

バティック・エア・マレーシアはマレーシアを拠点とした航空会社です。

この2社は姉妹関係にあたります。

バティックエアの直近のトラブルは?

2025年6月28日にインドネシアのジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港にて、バティック・エアの機体が大きく傾いた状態での着陸し話題となりました。

原因は天候によるものです。

強い横風の影響で右翼が通常より大幅に下がった状態での着陸でした。

ソーシャルメディアでこの映像が拡散されて話題になりましたが、負傷者は出ず、機体も損傷せずに済んでます。

バティック・エアの広報部も「着陸は安全に完了し、機体に損傷はなかった」述べたそうです。

着陸技術は問題ないのですが、一部ではこの悪天候での飛行じたいの安全性が議論になっているそうです。

バティックエアのその他の事故は?

バティックエアの2025年および2024年の事故(トラブル)を調べてみました。

2025年
2月24日
ヒートバンク
バティック・エア・マレーシア:
マレーシア発バンコク行き
頭上のロッカーに収納されていた乗客のモバイルバッテリーが熱暴走。
2024年
6月14日
最低安全高度を割る
バティック・エア・インドネシア:
インドネシア発オーストラリア行き
最低安全高度以下に降下
2024年
1月25日
居眠り
バティック・エア・インドネシア:
ケンダリ発ジャカルタ行き
パイロット2名が居眠り

※こちらの情報は特定のサイトを参考にして記載してます。
上記が全てでない可能性もあるため参考程度としてください。

バティック・エアは事故(トラブル)は確認できる限り、上記3件のみで他よりも圧倒的に少ないです。

他の航空会社の事故はこちらにまとめているので興味があればご参照ください。

また、2024年と2025年は負傷者もなく、どのトラブルも事故には繋がっていません。

バティックエアの安全性は? | 事故やトラブルから見る安全性

記事の前半に書いた事故の情報をもとに、安全性について書いていきます。

前半で記述した通り、「バティックエアの事故」は起きてます。また、事故に繋がらなくても、「トラブル」も発生してます。

バティックエアの事故から見る安全性

バティックエアの衝突事故については、「バティック・エア」じたいの責任というものは小さい気がします。

仮に、ここに居合わせた航空会社が別の会社だったとしても同じような事故が起きていた可能性が高いです。

この事故じたいは

  • バティック・エアの点検精度が悪い
  • バティック・エアのオペレーションが悪い

というわけではないことから、「この事故が発生してしまったから安全性が低い」という結論には至らないでしょう。

バティックエアのトラブルから見る安全性

大きな事故以外はどうか?

バティック・エアのトラブルは数が圧倒的に少ないです。

特に機体トラブルは全く出てきません。(情報を隠しているだけの可能性もありますが・・・)

同じマレーシアのエアアジアでは「エンジントラブル」や「客室気圧低下」といった技術的なトラブルが多発してます。

この点では、バティック・エアの安全性はしっかりしている印象を持ちます。

しかし、2024年に発生した「居眠り」については不安を募らせます。

詳細は分かりませんが、インドネシアのパイロットの労働時間が問題なのかもしれません。

個人的な意見になりますが、インドネシアの航空事情にはあまり良い印象を持っていません。

先ほど比較に出したエアアジアも過去に起きた墜落事故はエアアジア・インドネシアによるものです。

また、バティックエア、エアアジアに限らず、2001年以降にインドネシア領空で発生した死亡事故は40件に上り、インドネシアは最も安全記録の悪い国だそうです。

以上を全て加味すると、個人的な意見にはなりますが、「「バティック・エア・マレーシア」としては安全性は低くない」と思います。

まとめ

以上が、バティックエアの事故および安全性についてでした。

バティック・エア・マレーシアも決してトラブルがないわけではありませんが、

比較的トラブルの少ない航空会社かもしれません。

これらのトラブルをどのように捉えるかは人それぞれです。

本記事がバティック・エア・マレーシア利用の判断材料の一つになれば幸いです。

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